卵巣がん疑いで手術|良性だった体験談と入院・手術の流れ

卵巣摘出手術の入院 乳がん体験記

卵巣が腫れていると言われ、
「がんの可能性がある」と説明を受けたあと、

私は手術を受けることになりました。

前回のお話はこちらです↓

結論から言うと、 手術の結果は良性でした。

ただ、手術が終わって結果がわかるまでの期間は、
想像以上に不安でメンタルがメチャメチャでした。

この記事では、

・手術を決めた理由
・入院から手術までの流れ
・術後の様子や痛み
・実際の病理結果

以上を体験談でまとめました。

手術を決めた理由(卵巣摘出を選んだ判断)

わたしは40歳のときに、子宮筋腫が12cmほどに育ってしまったので、
子宮といっしょに摘出しています。

その際に両方の卵巣・卵管は残したのですが、今回検査で右の卵巣が腫れていることが判明しました。

もう50歳を過ぎて、子供を産むという事もありませんし、卵巣を残すことにこだわる理由もありません。

卵巣がんの疑いがあるなら、一刻も早く取り除いてほしい。
そう思っていました。

婦人科の先生は、絵をかきながら説明をしてくれましたが、
申し訳ないけど、まったく頭に入ってきません。

ちょうど一年前に、乳がんで右側乳房全摘手術を受けたわたしは、
「ステージ0で抗がん剤をしなかったけど、がん細胞がすでに全身に回ってる?」という思いで頭が一杯でした。

徐々にわたしのメンタルは谷底に落ちていきました。

入院から手術までの流れ

病院から提示された手術日は、検査結果を聞いてから2週間ほどでした。

前回、乳房全摘手術をした病棟と同じだったので安心でした。

今回も個室にしてもらって、準備ももう慣れたものです。

手術が月曜日だったのですが、土曜・日曜日の入院は出来ないとのことで、金曜日からの入院となりました。

元気が有り余った状態での入院は暇を持て余します。

入院の時に持って行ったものはこちらで紹介しています。

一つ嬉しいのは、病棟内でWi-Fiが使えるようになったこと!
今回はタブレット持参で、Netflixが見放題でした。

ですが、ネット環境が良好な分、ネット検索もはかどります。

乳がんの手術をしたあと、ホルモン療法のみだったので、「見えないがん細胞がすでに全身にまわってるのかも」と、思い込んでは悪い結果ばかり見て、すっかり鬱状態。

せっかく病室でゆっくりできるのに、どんどん悲しくなっていくばかり。

病院から「金曜日、土曜日はご自由に。」といわれてたので、検索の合間に韓国ドラマを見ても全然楽しくなかった。

だけど、そんな状態でも日曜の午後から、月曜日の手術の準備が始まりました。

看護師さんにおへそのお掃除をしてもらって、
下剤でお腹の中をきれいにする準備をします。

卵巣摘出手術前の下剤
これ、とろみがあって飲みにくかった・・・

お腹の中の手術をするので、できるだけお腹をからっぽにしてくださいと言われたのですが、超頑固な便秘ニストなので、ここからが苦労しました。

苦労して飲みきったら、夜寝る前に錠剤の下剤を飲んでから寝ます。

それでも綺麗にならなかったら、朝から先生のお許しがあるまで浣腸です。

朝方からやっとトイレに行きだしたけど、出たものが透明になるまで!と言われて、結局浣腸3回やってもらったけど、そこでタイムアップでした。

いったい何回トイレに行っただろう・・・。

鬱状態の気分に、お腹の痛さと眠さもプラスされて
泣きながらトイレにこもっていました。

出たものを毎回看護師さんにチェックしてもらうのも、
本当に申し訳なかったです。

トイレにたくさん行ったけど、全然まだ残ってるようでした。

お腹が少し落ち着いたあとはシャワーを帯びました。

午前中から手術の予定だったので、朝ご飯は無し。

手術の立ち会いは今回も娘にお願いをしました。
ゲーム(switch)持参するなんて、慣れたものです(笑)

娘の顔を見れてからは何とか気分も落ち着いて、手術室へ向かいました。

朝起きてから手術までの流れはほぼ前回(乳がん全摘手術)と同じでした(トイレを除く)

卵巣摘出手術の内容(腹腔鏡手術)

わたしの受けた腹腔鏡手術は、おへそと、おへその下に3ケ所の合計4ケ所を切って、そこからカメラや機械のアームを入れて卵巣を摘出する方法でした。

腹腔鏡手術の傷
こんなに細くないしくびれてないけど(笑)お腹の絵だと思ってください。×印がおへそです


おへその傷の大きさは不明ですが、(引っ込んでしまって見えない)
おへその下の傷3つはそれぞれ1.5cmくらいです。

後から聞いたのは、以前、子宮筋腫で開腹手術をしていたので、お腹の中で癒着がひどく、体内にくっついていた卵巣をはがすのに大変苦労したそうです。

手術中にカメラでお腹の中を確認したとき、まだたくさん便が残ってて腸がパンパンだったよ(笑)って担当の先生から言われました。

そんなものも見えるんですね。カメラ、優秀(恥)

術後の痛みと回復の様子

手術後、意識が戻ってから翌朝まで、
とにかくおへそが痛くてたまりませんでした。

他の3ケ所は全く痛くないのに。

手術後、看護師さんはマメに様子を見に来てくれて、寒くないか、暑くないかとお世話をしてくれました。本当に感謝です(泣)

痛み止めは4,5時間はおかないと追加できないのを知っていたので、なるべく我慢してましたが、体は正直で血圧が200を超えてしまい、

その時は確か追加で痛み止めを点滴で入れてくれたようです。

長い夜が明けて、ようやく迎えた朝。

前回の入院時と同様に、水分を取って、
看護師さん立ち合いのもと少し歩きます。
歩けたら、おしっこの管が外れるので少し自由になれます。

お昼からはご飯も再開。

重湯は苦手ですが、他は完食です。
ご飯がちゃんと食べれると、体の回復は早いです。本当に。

傷にはガーゼ付の透明テープがペタッと貼ってあるだけで、
シャワーは術後2日目からOKでした。

退院は入院からちょうど7日目(術後4日目)だったのですが、退院の朝にテープを剥いでもらった後は特に消毒の必要もなく普段通りです。
(とける糸を使用しているので抜糸は必要なし)

気になる病理結果(良性でした)

早々に仕事に復帰をして、数週間後にやっと結果を聞きに行きました。

結果は良性。

手術中に術中迅速病理検査というものを行った際に「良性」だったのは聞いてましたが、「その結果はよくひっくり返るからね」と言われてたので、最後まで喜べませんでした。

先生に、乳がんになった後、卵巣に転移することってあるんですか?って聞いたら、「卵巣がんから乳がんは聞いたことあるけど、逆はあまり聞いたことない」とのことでした。

もし、今回卵巣がんだった場合、乳癌卵巣癌症候群(HBOC)を調べないと、と思ってたし、

娘もすごくそれを心配していて、身内に乳がん、卵巣がんに罹った人がいないか両親に調べてもらったところ、

結果、身内にはいなかったのと、乳癌卵巣癌症候群(HBOC)のいくつかある条件に、わたしが当てはまらなかったので先生にも「あなたは該当しないよ」と言われました。

結果を聞いて、ようやく鬱状態から抜け出せました。

卵巣摘出手術をして変わったこと

卵巣・卵管の摘出手術の後、特に体の変化は感じません。

更年期の症状でホットフラッシュがなくなればいいなと思ってますが、術後数ケ月経過した今現在、症状は消えていません(泣)

朝はホットフラッシュとともに目覚めます。

ただ、少し頻度が抑え目にはなってきてる気はしてます。

乳がんのホルモン療法で、術後5年間「タモキシフェン」を飲む予定でしたが、卵巣を摘出して女性ホルモンがなくなったので、「アナストロゾール」に変更になりました。

「アナストロゾール」は骨粗しょう症になりやすくなるので、カルシウムを取るように心がけてます。

手術前と変わったことは、飲む薬が変わったという事くらいです。

あ!卵巣がなくなったので、卵巣がんになることはなくなりました。

それはすごく大きなメリットだと思っています。

卵巣摘出手術を検討している方へ

卵巣が腫れていると言われると、
“がんかもしれない”と強い不安を感じると思います。

私も同じように、不安で最悪のケースばかり考えてしまいました。

ですが実際には、私のように良性だったケースも少なくないようです。

もちろん自己判断はできませんが、
一人で抱え込まず、医師の説明を受けながら進めていくことが大切だと感じました。

手術を控えた入院の場合、お仕事やご家族の都合などがあるので本当に大変だと思いますが、上げ膳・据え膳を体験できる貴重な機会でもあります。

ゆっくり休んで、頼れるものは頼って、しっかり体を大切にしてください。

卵巣の腫れが見つかった経緯はこちら↓

入院準備についてはこちら↓

乳がんの流れをまとめてみたい方はこちらからどうぞ↓

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