※これは数年前のお話です
気もそぞろでなんとか仕事をこなす日々でした。
やっとお盆休みを迎えました。
いつもなら嬉しいお休みですが、
今回のお盆休みはいつもと違います。
そう、なんたってわたしは乳がん患者です。
連日の検査、検査、検査。
告知を受けたクリニックにはCTもMRIも無いので
クリニックと提携している病院まで行かないといけませんでした。
CT検査で転移がないかを調べる
病院に着いて、受付を済ませてから、
CT検査が始まりました。
この検査は、乳がんがほかの臓器へ転移していないかの確認です。
詳しく調べるために造影剤を使用しました。
実は造影剤CTは以前ほかの病気をしたときに経験済み。
CTはMRIと比べて、時間もかからず早く終わります。
大きな筒状の機械に寝たまま入っていきます。
機械が動いてくれるので、寝たまま、ラクチン。
ただ
造影剤が体に入った瞬間・・・
なぜかおもらしした!?感覚になります。
一瞬「カーッ!!」と体が熱くなって
ビックリします(笑)
何回やっても同じ感覚なんだけど
慣れません。
検査前に、点滴の針を刺してもらう時間を合わせても
15分くらいで終わったと思います。
続けてMRI検査もしてほしいのだけど、
MRI検査にも造影剤を使用する必要があって、
同じ日に造影剤を2種類も使えないってことで
翌日また同じ病院でMRI検査をやりました。
MRI検査で乳がんの広がりを確認
次の日に受けたMRI検査。
MRI検査もCT検査同様で、筒のような機械の中に入り、
20〜30分ほどじっとしている検査です。
すごくうるさいので、ヘッドフォンをします。
あんまりヘッドフォンの効果は感じません。
胸を詳しく見るため、
胸の形にくりぬかれた型のようなものの上に、
うつぶせになって検査します。
そしてこの検査にも造影剤を使用しました。
MRI検査も定期的に受けているので、
慣れたものです。
いつもと違ったのは、
造影剤で蕁麻疹が出てしまいました。
検査自体は問題なく終わったし、
蕁麻疹もすぐに消えましたが、
念のためお薬をもらって帰りました。
そして
わたしがどうしても気になったのが、
頭の検査をしていないことでした。
乳がんが転移しやすい場所の中に「脳」があります。
かかりつけの脳外科の先生へ電話して、
頭部のMRI検査を予約しました。
後日、念のため造影剤を使ったMRI検査で
脳への異常は無いのを確認して、安心しました。
不安の芽は放置せず、抜き去ります。
乳がんのステージが判明
CT検査とMRI検査の結果から、
わたしの乳がんのステージが決まりました。
クリニックの先生から言われたのは
「ステージ2a」です。(リンパ節への転移なし)
手術は、告知を受けたクリニックではなく、
自宅近所のかかりつけの病院ですることを決めて、
紹介状を書いてもらいました。
翌日、かかりつけの病院で
マンモグラフィ検査をしてもらい、
手術の日程まで決定して、お盆休みが終了です。
上司に乳がんを報告した日
検査が一通り終わり、ステージもわかったところで、
次に考えたのは仕事のことでした。
手術をしないと治療方法が決まりません。
ということは、会社を休む期間もわからないということ。
ですが、手術日までもう、約1ケ月しかありませんでした。
仕事の引継ぎや、アレコレやることは山積みです。
お盆休み明け、なかなか言い出せずに、
結局言えたのは帰る間際(笑)
職場の人間関係がとてもよかったので、
本当に救われました。
実際、手術前日に入院して、復帰まで3週間くらいでしたが、
仕事のことはまかせっきりでした。
職場のみんなには感謝しかありません。
たしかその日に家族へも報告を済ませました。
実は数年前にも大きな病気を経験していて、
両親への報告が心苦しかったのですが、
わたしの説明を聞いて少し安心したようでした。
娘も同様、そんなに深刻な状況ではないと
理解してくれました。
全摘か部分切除か
検査をしてみて、クリニックの先生からは
部分切除でも大丈夫だと、言われてました。
全摘だと、言葉の通り右胸が全部なくなります。
だけど、再発の可能性はかなり下がります。
部分切除だと、残せる部分は多いかもしれません。
だけど再発の可能性が全摘よりは上がります。
それに、多分、放射線治療もしないといけません。
もともと胸が大きいわけではなかったし、
全摘への抵抗は大きくありませんでした。
わたしのその時の望みは、
「再発の可能性を下げたい」が、強かったです。
全摘、部分切除の二つを比べてみて、
放射線治療がネックになりました。
毎日病院に通うとなると、
有給休暇が足りなくなるし、
忙しい時期は休むことがとても難しいです。
ならば、再発の可能性も考えたわたしの選択は
「全摘」のみでした。
こうして、手術へと準備が進んでいきました。



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